winmail.datという添付ファイルを受け取ったときの対処法
winmail.datとは何か
Winmail.dat ファイルは、リッチ テキスト形式を保持するために使用されます。Outlook では、リッチ テキスト形式のメッセージを送信するときに使用します。送信中に、メッセージの内容が変更され、受信側のクライアントで書式情報を読み取ることができないことがあります。また、受信側のクライアントで、winmail.dat ファイルを使用または認識できないことがあります。(マイクロソフト社説明)
要は、リッチテキスト情報(文字サイズやリンク設定など文字装飾を加えるための情報)や添付ファイルをマイクロソフト独自の形式(Transport Neutral Encapsulation Format (TNEF) )でパック(カプセル化)しているファイルがwinmail.datです。
Outlook同士でやりとりするのであればいいのですが、他の多くのメールソフトは対応していないので、本来の添付ファイルが見えずに開けないことになります。
この現象が起きる条件
これは、Microsoft社のOutlookというメールソフトを使用したユーザーが、リッチテキスト形式(RTF)の 電子メールにファイルを添付して送信し、受け取った人がOutlook以外のメールソフトで受信すると発生することが多い現象です。
要は、Outlookのバグ(仕様)です。
添付ファイルがwinmail.datに化けるのは
・送信メーラーがOutlookで、リッチテキスト形式 (HTMLメール)で送ったときに発生
・受信メーラーがアウトルック系以外だと発生
・添付されるファイルが、画像ファイルやPDFファイルでは発生しにくく、MS製のファイル(ワードやエクセル)だと高確率で発生する
<対処法1> テキスト形式のメールで再送信してもらう
Winmail.dat ファイル内のデータは使用できません。この問題を解決するには、テキスト形式でメッセージを再送信してもらうように送信者に依頼してください。
送信した本人は気付いていない現象ですから、やんわりと教えてあげるのが吉。
(参考解説)
Outlook:Winmail.datファイルが添付されないようにするには−
Outlookサポートナビ! http://outlook-navi.com/qa/ol91.htm より
Outlookで送信するメッセージにWinmail.datというファイルが添付されてしまうことがあります。 このファイル自体はOutlookの情報ファイルなので特に開く必要もないのですが、稀に通常の添付ファイル(Wordなど)と合体してしまうことがあります。 不具合を回避するためにもWinmail.datが添付されないよう設定しましょう。
(参考解説)
日経パソコン|Outlookで添付ファイルが受け取れない [PDF]
http://pc.nikkeibp.co.jp/pc/npcs/pdf/100111/answer.pdf
<対処法2>Gmailで見る
Gmailのメールアカウントに転送して、ブラウザやスマホのアプリでそのメール開いてみましょう。本来の添付ファイルが見えるはずです。なんと、Gmailは対応してくれています。
(参考解説)
野田の201703時点の確認では、Gmailでも結構開けないものもある。
<対処法3>フリーソフトを使う
Winmail Openerという名のWinmail.datを開くことができるフリーソフトがあります。(Windows用)
Winmailオープナー – winmail.datおよび他のTNEFにコード化されたファイルを開くためのフリーウェア・ユーティリティ
http://www.eolsoft.com/jp/freeware/winmail_opener/